或るミーティングの最中、
ふと口にした例え話・・・

親友がほしい・・・と思った時、
何とか好かれる自分を作ろうと必至で準備する。

親友・・・というより、
恋人・・・の方がわかりやすいかもしれない。

とにかく・・・
相手が飽きないよう、
いろんな話題をインプットしたり、
第一印象を良くしようと、
新しい服を着てみたり・・・。

でも、いくら準備したところで、
コレだ、という自信は持てない。

そこで、また
次の本を調べたり、次の店に通ったり・・・

そうこうしているうちに・・・
お目当ての相手には、
とうに恋人ができていたりする、もんだ。

理由は簡単・・・
相手を射止めたのは、
足げく相手の元に通い、
相手の好みを理解することに努め・・・
場合によっては、
相手の好みを変えさせるくらいの
インパクトを持って接した・・・んだ。

自分独りであれこれ思い悩んだところで、
完璧な答えなど出るはずはない。

みんなに絶賛される夏のファッションを
選んでいるうちに・・・冬が来るのがオチ。

相手のあることは・・・
進めながら、接しながら考えてこそ実になる。

相手があることだからこそ、
自分を完璧にしないと・・・なんて、
大いなる錯覚か、思い上がり
・・・または単なる臆病者の言い訳。

そんな話をしながら
・・・地味に仕事を進めている昨今。