Episode No.2639(20070205)
上手い営業・下手な営業

上手な営業をしている人と
下手な営業をしている人の
・・・違いは明確だ。

下手な営業をしている人は、
とにかく自社製品の特徴ばかり
相手に聞かせようとする。

いろんなところで営業をしてきたと
自慢げに言ういう人の話を聞いてみると、
「自分」が何をしてきたかという話ばかり。

どんな「相手」に会ってきたのかを尋ねると
さすがに会社名はわかっているものの、
その会社がどうやって儲けているのか。
あるいは、
これからどんな方向をめざしていて、
それに必要なものは何なのか
・・・ということについては、
よくわからない、と言う。

一方、上手な営業をする人は
相手の会社をよく研究している。

調べられることは
インターネットや身近な業者から聞き、
相手にあった時には
実にたくさんの質問をする。

営業というより
インタビュー取材に近い感じだ。

自分の持つ商材について話すのは
・・・最後の最後。

つまり・・・
ニーズを明確につかんだうえで
そのニーズに合わせた提案をするのだ。

腹が減っているのかどうかも
わからない相手に、
いくら美味しいものがあると勧めても
決して口にしてはくれない。

たとえ小腹がすいている相手を見つけても、
好物を勧めなければ手は出してもらえないだろう。

自分の都合で闇雲に人に物を勧めるのであれば、
営業として出向くだけ経費の無駄遣い。
自分が仕事をしているのを
自分の会社に対してアピールしているに過ぎない。

どんな仕事も究極の使命は
人を救うことによって対価を得ることである。