Episode No.2579(20061127)
見栄とプライド

自分がこだわっている
・・・つもりのものについて
時折、その中味をよく見極めておかないと
単に楽な道を行っているだけのことがある。

何が楽な道なのか・・・といえば、
今の自分を変えないでいることが
最も楽なわけで・・・

今の自分の中に
何か間違ったものを見つけてしまうと、
それを変えなければならないくなる。

・・・だから、
つい正当化しちゃうんだ。

成長したい、
成長しなければならない
・・・という思いとは裏腹に、
そのために今の楽な生き方を
変えたくない・・・なんて思ってる。

そして、その後者の思いの方が
実はかなり強い。

言っていることと、
実際にやっていることの違いは
・・・こうして生まれる。

自分ではプライドを持っているつもりでいても、
それは単に
今の自分には不釣り合いな見栄をはっている
・・・だけなのかもしれない。

背伸びすることも
成長のためには必要なんだけど・・・
背伸びしすぎて歩けなくなってしまっては、
かえって成長を阻害するだけで
・・・まったく意味はない。

どんなに格好のいい靴も
靴擦れを起こしてしまったり、
歩き出したらすぐに脱げてしまうようでは
靴としての機能を果たせない。

靴を履くことが目的でもなければ、
靴を見せびらかすことで満足していちゃいけない。
歩くことが、まずできないと、ね。