Episode No.2368(20060324)
峠の向こう

どうせ、その時間にならないと
バスは来ないのに・・・
あと何分待てばいいのだろう? と
時刻表が気になるのと同じで・・・

このきつい峠は
いったい、いつまで続くんだろうと
気になって仕方がない。

いくらその先を想像したところで、
峠の先の景色は
峠を越えない限り見えては来ない

疲れてアゴが上がってきたら・・・
ジッと足下だけ見つめて進んだ方がいい。

バス停の時刻表を
穴の空くほど見つめていても
時間はゆっくり過ぎるだけだけど、
足下に咲いている
花を数えていたりすると、
意外と時間は早く過ぎる。