Episode No.1961(20041204):
わかっていれば怖くない
今週、久々に仕事でセミナーを受けた。
来春施行される「個人情報保護法」の
企業対策セミナー。
5,000人分以上の個人情報を
保有している自治体や企業が対象になる。
ちなみに金融庁や法務省管轄の
例えば銀行とか弁護士は
5,000人以下でも、その対象。
違反すると罰則もある法律だ。
5,000人以上・・・というと
何だか多いようだけど、
個人が特定できる情報であれぱ
たとえ名刺1枚でも
個人情報を保有していることになるから
たいていの企業は対象になってしまう。
もちろん・・・
従業員の情報も対象になるし、
従業員の健康保険には
家族の記載もあるから、
4人家族であれば、従業員は1人でも
情報は4人分となる。
新しい法律ができると
企業のリスクも増大するようではあるが、
「個人情報保護法」の場合、
「プライバシーの保護」とは、
ちょっと意味合いが違うようだ。
言うなれば・・・
企業が「個人情報を活用する場合」のルール。
「個人情報」を利用しちゃいけないっていうわけじゃなく、
あくまで「活用」することが前提なのだ。
法律の内容や企業側の対策を聞いてみると、
常識的なことができていれば
何ら過剰反応することはないのだ。
規則は・・・
やっぱりできない人のためにあるもの。
みんなの意識がちゃんとしていれば
法律なんかいらないはずだよ、ね。