Episode No.1867(20040817):
上司の仕事
上司といわれる人は
たいてい管理職。
管理する相手がいなければ
上司もヘチマもない。
社長と管理職の大きな違いは・・・
社長は自分の意見で動けるのに対し、
管理職は社長あるいは組織の考えを受けて
効率よく部下を動かさなければならないこと。
・・・だった。
あえて過去形にしたのは・・・
そういうトップダウンの組織が
もはや崩壊の道をたどっているからだ。
新しい管理職の仕事は
最前線にいる部下たちを援護するために
社長や組織を動かすことだ。
そこでポイントになるのは・・・
いかに最前線を把握しているか、
ということ。
部下のワガママを聞いているだけでは
上が納得するわけはないし、
仮にそれが通ったら・・・
会社は潰れてしまう。
たまたま自分が見たものを
さも100%のように言う部下に振り回されることなく
情報を集めて冷静に分析する。
つまり・・・
管理職に必要なのは
人を管理することではなく
情報を管理することだ。
それができれば・・・必ず組織は動かせる。
組織が動かないのをいいことに
自分も動かないでいる管理職など
・・・もう、いらない。