Episode No.1776(20040503)
用事

買い物を頼むとする。

そうだな・・・
例えば、カレーを作る材料を
誰かに買ってきてもらうことにする。

相手によって
頼み方は・・・違うよね?

ある人に対しては
「カレーの材料買ってきて」
その一言で済む。

だけど、ほかのある人だったら
「肉とじゃがいもとニンジンとカレー粉を
 買ってきて」
・・・と頼まなきゃならない。

さらに別の誰かだったら、
「肉○gとじゃがいも○個、ニンジン○本、
 それに○○というカレー粉を・・・」
・・・になってしまう。

必要なら
「○○というスーパーに行って・・・」
と付け加えたり、
「○○というバス停からバスに乗って
 ○○で降りて、○○というスーパーで・・・」

もちろん、頼み方によって
手渡す金の金額も異なってくる。

「腹減った」の一言で
何となく食べたかった
カレーを作ってくれればいいけれど、
そこまではなかなか望めない。

でも、せめて・・・
「カレーの材料買ってきて」
くらいでわかってもらえないと
とても用事は頼めない。

最終的には・・・
自分で買い物に出た方が早い
・・・っていうことになってしまう。

「カレーの材料買ってきて」と言われて
カレー粉しか買って来なくて、
肉やじゃがいもやニンジンの入っていない
カレーを食べて満足する人はいない。

頼み方が悪いから、できなかった。
・・・なんて言う人は
頼まれた用事をこなす能力が
ない人なんじゃないか?

せめて「足りない材料はある?」と
一言聞き返すことができれば
そんな失敗はないはずだ。

そんな失敗ばかりしていると・・・
だんだん頼み方がクドくなってくるか、
もしくは・・・頼まれなくなってしまう。


参考資料:頼まれなくてせいせいした・・・なんてセリフは負け惜しみ