Episode No.1496(20030610)
本来の意味

人生、本来の意味・・・って何だろう?

6歳は6歳なりに、18歳は18歳なりに、
そして、41になろうと、50、60、70になろうと、
つまるところ・・・みんな、そのことに悩んでる。

悩んでいる時には
まるで時間が止まったみたいになる。

ふと、立ち止まって
あるいは、足止めをくらうようなことがあって
考え込んでしまう。

自分の時間は止まっているように見えて
周囲は、どんどん流れていってしまうから
なおさら、取り残されたような気分になって
ますます落ち込んでしまったりする。

普段、自分も一緒になって走っている時には
まわりのスピードなんて気にもならないのに。

ちょうど、高速道路を走っていて・・・
路側帯に止まった時のような感じだな。

すぐわきには、
多くの車が矢のように走ってる。
再び、走り出すのが怖いほどだ。

走り出すのに怖じ気づくと・・・
はたして、本当に走る意味があるのだろうか
・・・なんてことを考え始めたりする。

でも・・・
路側帯に止まったままでは
いつまでたっても高速道路を出ることはできないし
目的地に着くはずもない。

ここまで乗ってきた車をその場に放置して
徒歩で高速を降りてしまっては
それは、ハタ迷惑な話。

行ってみたかった場所の景色や空気は
その場所まで行ってみなければわからない。

行かなくてもわかるくらいなら
わざわざ行く意味などないわけで・・・
走る意味を考えるのは、
考えているようで、
それこそ意味のある考えではないよ、ね。

エンジンが冷えきらないうちに・・・
もう、ひと走りだ。


参考資料:疲れたら・・・歩くんだ。1歩でも。