Episode No.1121(20020329):営業の時代

何をするにしても厄介な目の上のタンコブはある。

新しいことをやろうと思ったら
どうしたって古いモノは邪魔になる。

少しの力とヤル気のある者は・・・
古いモノを叩き壊して新しいモノを強引に作り上げようとする。

でも、いつの間にか・・・
相手の足を引っ張ることの方が面白くなってしまうのが人間の弱さ。

敵は自分の中に見つけるより
外に見つけた方が楽だからね。

相手を自分と同じか、自分より下にケ落とすことができても
自分が上に登ったことには・・・ならないはずなのに。

相手の作ろうとしているモノを叩き壊して
自分の空間を維持するのに精一杯になってしまうと・・・
いつまでたっても満足はできないだろうし
結果は常に虚しいだけ・・・第一、儲からない。

もっと大きな力と知恵のある者は・・・
相手に抵抗をさせない。
場合によっては相手の力を利用する。

まず相手にも、ちゃんと居場所を作ってやる。
ヘタにつぶそうとして、抵抗されたら
こっちも余分な力を出さなければならない。

ケンカをして勝っている人は強いように見えるけど
本当はケンカを回避できなかった知恵のない者とも言える。

自分の考えを通そうと思ったら・・・
自分を売り込まなければならない。

正しいとか、正しくない・・・
そんなことだけで人間は、なかなか動いてくれないけど
利益のためなら、放っておいても動く。

自分の利益を確保するためには
相手の利益を同時に確保できなければダメなんだ。

やりたいことは誰にだってあるだろうけど
どの範囲まで考えているか・・・
相手の立場を無視してないか・・・
そこが、できる人とできない人の差になるんだよ、な。


参考資料:ゴボゴボ