でじたけ流 教育論「区切らない生活」
 

でじたけ流“教育論”
第973回「区切らない生活」

でじたけ流教育論 digitake.com


ウチの子供部屋は17年ほど前に
2階を増築して作ったもの
だが…

大部屋にトビラが3つ付けてあって、
子供たちが年頃になったら、
仕切りの壁を作る計画だった。

ところが、
長男が25歳、長女が22歳、
今や唯一の学生となった次男が19歳
…になった今も仕切り壁はない。

兄妹弟の仲がいい
…ということもあろうが、
大きくなってくると、
それぞれの生活のペースが異なるので、
3人同時に自分の机に向かうことも希なら、
まず3人が一緒に、この部屋にいることも希。

したがって…
下手に仕切るより、
シェアスペースとして広く使った方が
使い勝手がいい…ということになる。

もっとも今や物だらけで、
物置の中に布団を敷いているような
ものではあるが…。

たまに3人がそろって、
この部屋にいる時には、
どうしても物がないところに集まるので、
結局、1カ所に固まって
ゴロゴロしていたりする。

まるで猫が重なって寝ているように…。

いくつになっても子供は子供で、親は親。

夫や妻を辞めることはできても、
ひと度、親になってしまったら、
親を辞することはできない。

そして、
子供に生きる場所を
最初に与えるのは親で、
同時に、
自分で生きる場所の作り方も
伝授していかなければならない。

それは目に見えるスペースだけでなく、
人間関係も…。

親が人間関係にウトかったり、
苦手にしていては、
子供が同じ苦労をすることになろう。

子育ては、親育て。
…というのは、
2001年に書いた教育論のキャッチフレーズ。

子供を躾けるには、
まず自分を躾ける必要がある。

そして、親、
とくに父親の喜びは…
のんきに寝ている家族を
…眺めることだったりする。

やっぱり…人生、日々更新。

Copyright 1998-2018 digitake.com. All Rights Reserved.


人生日々更新 -Main-