このところ土日もないほどに仕事が忙しくて
家族で特別なこともしていないんだけれど・・・
子供が小さいと、それだけでエキサイトした毎日だ。


まず長男。

3年生になって、あいかわらず熱中しているのはゲームボーイ。
先日、ふと気まぐれで私がオセロ・ゲームを買ってきた。

「ゲームを買ってきたぞ」と言うと
「何?　ゲームボーイ用?　プレステ用?」という返事。

どうやら今どきの子供はゲーム=ソフトと思っているらしい。
そこでオセロを取り出して見せると・・・かえって新鮮。

やり方を教えながらゲームを進める。
当然、初めてやる長男は、私にかないっこない。
それでも私は例によって容赦しない。
・・・で、いつものように半ベソになる。

次の対局では、あらかじめ四隅に長男のコマを置いてやった。
すると・・・今度は長男の勝ち。
やっぱりオセロは四隅が大事。

今度対局する時には、四隅じゃなくて二カ所だけ置くことにした。


5歳の長女は、このところ目に見えて大きくなった。
とはいえ、あいかわらずクラスじゃ一番小さいだろうけど。

顔がまん丸になってきて・・・
ちょっと不二家のペコちゃんに似てきた。

「ペコちゃんみたいな顔だな」と言うと
舌をペロリと出して見せる。

あんまり思い切り舌を出していたら、長男に
「それじゃあ、ジーン・シモンズだ」と言われていた。
懐かしのロックバンドKISSの・・・あの人ね。
私の部屋にフィギュアがあるんで子供たちも知っている。

長男と一緒にはじめた剣道の朝稽古も
連日50日を超えた。

まだ、竹刀は重たそうだけど、かけ声だけは元気だ。


2歳の次男は、あいかわらずロクに日本語を話さない。
どう見ても面倒がってはっしょってるとしか思えない。

3人目となると、親もついほったらかしにしているので
実は、まだオムツもとれてない。
でも、温水プールには内緒で入っちゃうけど。

こっちの言ってることは、よく理解しているようで
何か言いつけるとチョコマカ動くのが面白い。

私が帰宅して、着替えをしていると寄ってくる。
脱いだ服を渡して「洗濯、洗濯」と言うと・・・
ちゃんと洗濯機まで運んで、
洗面所にある子供用の台を洗濯機の前に自分で出して
服を洗濯機に放り込んで来てくれる。

先日、風呂に入る前
次男は気をきかせて、
自分が脱いだ服を全部洗濯機に入れた。

洗濯が終わってカミさんが中を覗き込むと・・・
紙オムツが洗濯されていて大変なことになっていた。


カミさんは、この春から
近所の子供会みたいなののリーダーやら
幼稚園の何とか委員になったらしい。

その手の役員は、どうしてもなり手が少ない。
結果、仕方なくカミさんがやることになったらしいが・・・
人に任せてコトが進まずにヤキモキするより
できるんなら自分でやった方がずっとマシだと思う。

そもそも楽しむためにやるんだから・・・
私の経験上、
一番苦労した人が一番楽しさを味わえるに決まってる。

カミさんは高校の後輩だから
同じ学区で実家もウチから車で10分の距離。

週に最低一度は実家に顔を出しているが
年老いた両親は、孫たちを見ながら
いつもカミさんが小さな頃の話を懐かしそうに話すらしい。

何でいつも自分が小さい頃の話ばかりするんだろう?
・・・と、カミさんは常々不思議に思っていたらしいが
同じ顔をして、
犬のように重なり合って寝ている子供たちの顔を見ると
やっぱり今が一番楽しい頃なんだろうな、と思ったという。

子供が子供でいる時間なんて
本当に短いんだから・・・
子供と付き合えるのは、やっぱり子供でいるうちだな。