第94回 子供に必要な教育とは? |
ようやく春休みが終わった・・・と思ったら
この春から、いろいろ教育制度が変わって、学校が完全週休二日制になった。 いわゆる「ゆとり教育」というやつらしいが 一部では・・・ 文部科学省は「ゆとり」の名のもとに、子供たちを学校から放り出した なんていう批判の声も多いようだ。 その証拠に、完全週休二日となった昨日の土曜日には ニュースで子供たちの対応に追われる全国各地の様子をずいぶんやってた。 ある地域では、児童館を開放して寺子屋を開いたり・・・ また、ある地域では消防署とかに社会科見学に出かけたり・・・と。 別に、子供たちが週休二日にしてくれと頼んだわけじゃない。 先生たちが休みたいから、何だかんだ大義名分をつけてそうした、という感じ。 一方、多くの親たちは・・・ 学校が週休二日になって、子供の対応に追われて困っていたり 授業時間が少なくなることで、学力の低下を心配したり・・・。 小学3年と幼稚園年長組の子供を持つ私としては・・・ 子供たちと過ごせる時間が増えるのは、基本的には大歓迎。 さまざまなニュースや特集番組を見ていて率直に思うのは・・・ 教育が必要なのは、実は子供たちにじゃなくて 親や先生たちにじゃないのか・・・ということ。 子供自体は、昔も今も変わらない。 もちろん環境は昔と今とじゃ大違い。 で、その子供をとりまく直接的な環境を作っているのは・・・親や先生だ。 つまり、親が先生の価値観や態度が変わってしまったのが問題。 もちろん、変わって良くなったところもあるだろうけど・・・ ニュースなどを見ると、実にがっかり。 例えば・・・ 子供の学力低下を心配する親に対応するために 学校でボランティアの先生を募って塾まがいのことをする。 先生たちの会議のテーブルに出ているのは あちこちから集められたドリルの数々。 どのドリルならボランティアの先生でも教えることが出来、 かつ子供たちの学力低下をくい止められるか、ということが議論される。 そんなことしか頭にないから 「ゆとり」の名のもとに楽をしようとしてる、なんて言われちゃうんじゃない? 自分たちが自分たちの考えで大人になってきていない人たちがいくら集まって論議を交わしたところで、ゆとり教育なんて、できっこない。 習ったことしかできない人たちが「さあ自由にやりなさい」と言われて、もがいているようにしか見えない。 全部が全部とは言わないし、それじゃあ困るんだけど・・・ 簡単に言うと、そんなところじゃないかと思うな。 実学というやつは、机に向かっては勉強できない。 そういうことを体験させる「ゆとり」を持たせることが 本来の「ゆとり教育」なんだろう。 高価なドリルを与えれば、頭のいい子が育つなんて・・・ まだ真剣に思っているのかね? 文部科学省は、子供より何より まず、核家族化によって見本のいない親や先生たちにこそ 世間で生きていく知恵を与える教育をすべきじゃないか? 手本になる大人を作ることこそが・・・ 子供にとっては最良の教育環境だと思う。 何なら、私の教育論を買い上げて、 全国に配布してくれてもいいよ(笑)。 しかし、とりあえず・・・ 自分が子供に付き合えるよう、 完全週休二日を目指さないと、な。 |
増・築・日・記 01
土台を強化せよ! |
我が家の増築工事が本格的にはじまった。
現在の我が家は、私がまだ独身時代の1988年に建てたものだから、今年で築14年になる。 上から見ると、土と地下鉄の入口のような階段室しか見えないから、まるで地下要塞。おかげで湿気がすごかったために、土をどけることしたんだけど・・・運び出したら、何と30トンもあったというのに驚いた。 一期工事に先駆けて行われたのが、鉄骨の補強工事。 |
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