でじたけ流 教育論「次男力」
 
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20180902

でじたけ流 教育論943回 次男力

でじたけ流教育論 digitake.com


先週に引き続き、大学1年の次男の話題。

おそらく5人いる家族のうち、
次男が一番ウチでは物静かだ。

…と、いうより、その他の連中が
やかまし過ぎるのかもしれないけど。

周囲がいつも
バタバタガタガタやっているのを見て
育ってきているので、
たいていのことには動ぜず、
静観する癖がついているのかもしれない。

ただ、意外なところで行動的でもある。

ゴキブリが出たり、
猫がセミやトカゲを捕まえてきた時には、
大声で次男が呼ばれ、処理を命ぜられる。

次男は「またかよ」と文句を言いつつも、
役目はしっかりと果たす。

面倒な反面、
この作業ができるのは
家族の中でも自分だけだ
…という、自負を感じているのか。

先日、珍しく次男と車で遠出をした。

田舎町の自動車専用道路の料金所で、
前の車が立ち往生していた。
窓から顔を出しているのは外国人のようで、
自動支払機の操作方法がわからず
難儀しているようだった。

すると、助手席にいた次男は
すぐさま車を降りると、
自動支払機の前に立って、
外国人相手に金額を伝えはじめた。

やがて料金所の係の人が来て
バトンタッチしたが、
こんな時、躊躇なく動けるというのは、
なかなか見上げたものだなと思った。

また、つい先日は、自宅の近所で
猫が車にはねられていたのを見つけ、
段ボールに入れて、ウチの庭先まで持って来て、
保健所に電話をかけたり。

躊躇なく動く…という癖は、
おそらく目上だかりの家族の中で
動かされてきたことにも一因があるように思う。

最初の子供が生まれた時、
慣れない親は
子供に合わせた生活習慣に入るが、
2人目、3人目ともなると、
もうそうはいかなくなる。

だが、
合わせられるより、
合わせた方が確実に成長にはつながる。

最初の子供の時には、
親が親として成長しているに違いない。

日常生活における知恵の行動力は、
習うより慣れろ…ということなのだ。

そんな次男も来月は十九歳の地図。

やっぱり…人生、日々更新。

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