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だいたい子供の時分は・・・
スポーツが得意なヤツと 図画工作が得意なヤツに分かれるよね。 私は間違いなく、後者だった。 決してスポーツが苦手・・・というわけでもないけれど 部屋にこもって絵を描く方が好きだった。 体が小さいわりに力があったので・・・ ケンカは得意だったけど スポーツ=野球やサッカーという、球技のイメージが強いよね。 まぁ、どっちが得意、苦手だったとしても・・・ そんなことが話題になるのは、せいぜい高校くらいまでで オトナになって社会に出ると・・・あまり関係なくなってくるもの。 ところが・・・! 親になると・・・また大いに関係してくる場面は少なくない。 幼稚園や小学校の運動会や学芸会。 普段は忙しいおとうさんと一緒に・・・なんて企画が目白押しだ。 運動会で本気になる親もたまにいるけど・・・ 見るからに滑稽。 たいていは、笑いながら走ったり、転んだり。 ただ・・・絵を描いたりする場面になると 相当、深刻な顔つきをしている親も多い。 かけっこで走れない人は滅多にいないけど・・・ 絵を描けない人は・・・まったく描けないからね。 苦手なものに・・・ ある時は泣かされて、 またある時は逃げまわったりして、とようやくオトナになって でも・・・ やっぱり逃げてきたことには必ずシッペ返しをくらうのが人生。 別にうまく描く必要はない。 子供と一緒に楽しめれば、それでいいと思う。 自分が深刻になっちゃって 逃げ腰な姿勢を見せるというのは・・・ 子供の前で、子供になる・・・ってことだからね。 子供の前では、つねに親でありたい。 時には人間であることを見せるのもいいけれど 人間らしさが弱さだけになってしまったら・・・ 何とも情けない。 先日・・・ 4歳の娘のズックの裏側のゴムが ベロベロにはがれているのに気がついた。 ゴムとゴムを接着するためには ゴム用の接着剤を使わないと、またすぐにはがれてしまう。 自転車のパンクを自分で直したことのある人なら ゴムが思いのほか、簡単に接着できないことはわかるはずだ。 子供の靴くらい・・・ そんなに古くなったら、すぐに買い換えてやればいいようなものだが 娘が気に入って、いつもはいている靴となると、そうもいかない。 育ち盛り・・・ すぐにサイズは合わなくなってしまう。 だからこそ・・・ もうすぐ分かれなければならない お気に入りのその靴を直してやけるかどうかが・・・親の腕。 金ですべてが解決できるなら・・・ 親だっていらないよね。 |
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