でじたけ流 教育論「21世紀中年 」
 
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20160828

でじたけ流 教育論838回「21世紀中年」

でじたけ流教育論 digitake.com


このページがアップされる頃には、
家族がハワイから戻ってきている予定だが…。

帰国前日、
ホノルルの浜辺にある店で、
世話になった妹家族と
ディナーを楽しんでいる最中だという
長男からFaceTimeが入った。

テレビ電話を通じて、
妹のダンナにリアイタイムで礼を言う。

…なんて21世紀なんだ、と改めて思った。

こと、Facebookを使い出してからというもの、
遠く離れた連中の様子が、
毎日、手に取るようにわかる。

たまに会っても、まったく違和感がない。

今こうしてPCに向かっている時のBGMも、
普段身につけている
iPhoneというコンピュータに入った
ジュークボックスから無線で飛んだ音が
スピーカーから流れている。
選曲は指先ひとつ、だ。

友人の原稿書きは、
このiPhoneに向かって話しかけ
テキスト化しているという。

文章を書く時、
紙と鉛筆から離れて久しいが、
それ以来、
ワープロがないと書けないつもりでいた。

もはや、そんな“言い訳”もできない。
何せiPhoneはいつもポケットの中だ。

ところが、それを真似てみようと思うと
…これがなかなか、うまくいかない。

まず、何処を見て話せばいいのか、
視点が定まらずに落ち着かないのだ。

そこで友人に聞いてみた。
音声認識で原稿を書く時、
いったい何処を見ているのか…と。

答えはシンプルだった。

頭の中で書いている
原稿を読み上げているだけだ。

そういうこと…なんだよな。

いくら道具が便利になっても、
元ができていないと何もできない。

伝えたいことや、
伝えたい相手がいなければ、
テレビ電話機能も無用の長物。

かつて、絵を描くことが苦手な友人が、
コンピュータを手にすれば
絵が描けるようになると思っていたけど、
まったく描けないと愕然としてた。

そりゃあ、そうだ…と笑ったけれど、
自分も道具ばかり追っているばかりで、
とても奴を笑えない。
乗ってないバイクだらけだし、ね。

それでも何かしないと…と、
まずカタチから入ろうとする。

若い頃は、カタチをそろえること自体、
そけが大変だったから、
カタチだけでもそれなりに
成長が望めたかもしけないけれど…。

大人買いじゃあ、
成長どころか、トキメキさえない。

どんな高い酒より、
大汗かいて動き回った後の
ビールが一番うまいんだよ、本当は…!

まだまだ、
できてないことがたくさんある。

やっぱり…人生、日々更新。

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