学校がはじまった留学生の甥っ子は、
毎朝暗いうちに起きて学校に通っている。
早くも友達ができたようで、
休みの日には友達に会いに出かけたりもする。
実家のあるハワイには電車はないから、
駅から電車を乗り継いで
何処かへ出かけるというのは、
彼にとっては大冒険に違いないが、
そこは若者、極めて順応性が高い。
一緒に暮らす、
おじいちゃん、おばあちゃんは、
まるでマネージャーのように
甥っ子に接していて、
あれじゃあ息が詰まることもあるだろう
…とも思うが、
一生のうち、こんな生活を体験するのも、
この数ヶ月だけのことだろうから、
いい思い出になるだろう。
考えてみれば自分自身、
夏休みで父親の実家に数日行っていた以外、
祖父母と暮らした経験はない。
学校には同級生はたくさんいるが、
部活動をやったところで、
若い先生と
自分と１つ２つしか年が変わらない先輩くらいで、
縦のつながりを教わる場面はきわめて少ない。
ところが社会にでると、
いきなり縦のつながりで動くことになる。
こと高齢化社会に至っては、
年寄りと付き合うことができなければ、
まともに社会で暮らせなくなる
…と言っても言い過ぎではないだろう。
それが面倒だからと言って、
ゲームの平面世界に逃げ込んでいたのでは、
本当に自分がやりたいことはできないし、
それ以前に、
まず見つけることすらできないだろう。
人付き合いも冒険のうち。。
やっぱり…人生、日々更新。
