でじたけ流 教育論「マメな暮らしのススメ」
 
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20150913

でじたけ流 教育論788回「マメな暮らしのススメ」

でじたけ流教育論 digitake.com


この文章が公開される予定の9月13日(日)。

スリランカまでインターンに出かけていた
大学4年の長男が1ヶ月半ぶりで戻ってくる

長男は理系の大学に行っていて、
何でもスリランカの企業で
変圧器の設計だか何だかをやっていたらしい。

今は本当に便利な時代で…
現地での生活の様子はLINEを通じ、
メールや写真で毎日のように入ってくる。
通話料金が気にならないLINE電話も気軽なもの。
高1の次男が、珍しく長電話してるなと思ったら、
スリランカの長男とだったりする。

まったく世界は近くなった…と思う反面、
インターンも終わる頃になって、
長男から発熱やら激しい腹痛やら、
体調不良のメッセージが届いた時には、
日本にいる我々にとってなす術がない。

結果的に事なきを得たものの…。

病院に行って
薬をもらっても直らないと聞いた時には、
在スリランカ日本大使館に
ヘルプメールを打つのが関の山。

やっぱり世界は広く、スリランカは遠いのである。

遠くの親類より近くの他人…とはよく言ったもので、
いざという時、頼りになるのは身近にいる人たち。

今回は長男の下宿先の奥さんが、
実は医者だったということがわかり、
病院からもらった薬をあらためて見てもらったりして、
ようやく安心を得ることができた。

実に運がよかった。

運…というのは、つまり、
人に出会う…ということかもしれない。

たとえ雪山へ独りで登ったとしても、
その直前に出会った誰かのおかげで
適切なルートを知ったり…
命をつなぐ装備を手にすることもあるだろう。

そして…
出会いを確実なものにするためにはマメさが必要だ。

今回だって、
長男がもう少しマメに下宿の人と
コミュニケーションをとっていれば、
病院に行く前に適切な対処ができただろう。

結果的に病院に行くことになっても、
病院の薬が、なかなか効かないと
余計な不安を感じる必要はなかったはずだ。

人との出会いは確かに運だが、
運を活かすためには…マメさが不可欠。

せっかく出会えた人…
いつどんな時に世話になるかわからない。

平時の億劫さから
挨拶ひとつまともにできないでいると、
…確実に運を逃してしまうよな。

やっぱり…人生、日々更新。

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