20150201

第756回「コンプレックスという借金」

受験シーズン、真っ只中。
我が家では、
高３の長女と中３の次男がダブル受験中。

ひと足先に
センター試験で受験の火ぶたをきった長女を横目に、
次男は…あいかわらずのんびりムードだなぁ。

長男、長女は同じ公立高校に行った。

次男もまた同じ公立高校を目指しているが
…長男、長女の時と比べると余裕がない。
あとは、試験で一発勝負。

そこで、次男にこんな話をした。

もし、今頑張りきれずに公立高校を落ちたら、
同じ環境で育ってきた兄姉たちにできたことが、
自分にできなかった…というコンプレックスを、
後々引きずることになるぞ。

コンプレックスがあることは
決してマイナスだけではないけれど、
いわば借金みたいなもので、
持ち続ければ利子がついて、勝手にどんどん膨らんでいく。

あんまり膨らむと、
普通にできていたことさえ、できなくなることもある。

コンプレックスという借金を返すには、
そうとうの覚悟と力が必要だ。

さて、次男はすごすごと勉強部屋に上がっていったが…
借金とコンプレックスまみれの父親が言うんだから
…これは間違いない。

やっぱり…人生、日々更新。

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