20011104
でじたけ流 教育論第73回 後9時のが家

長男が小学校、長女が幼稚園に通っている我が家では・・・
子供は夜9時に寝ることになっている。

長男一人の頃には、平気で夜中の1時、2時まで起きていて・・・
定期検診の保健婦さんに注意されたモンだ。

上の2人が寝ると・・・
学校や幼稚園には関係のない2歳の次男も・・・何とか寝る。
最も昼寝をし過ぎた時などは、いつまでも起きていて・・・
寝ている長女の顔をピタピタとひっぱたいたりはしているけれど。

長男や長女が、ふざけていて寝ないと・・・当然、次男も寝ようとはしない。

さて、そんな時・・・私はどうするか?

最初のうちは「明日、学校だろ?」と普通の父親のようなことを言う。
それでも聞かないと・・・
「学校なんか辞めてもいいから、遊ぶか?」と問いかけてみたりする。

さらに効果的な手段として・・・
この間までは「これ以上、起きてると怖い話をするぞ」と脅かしたが
怖い話を聞くまいと、かえって騒ぎ出したりするようになったので・・・
最近、新しいアイデアを思いついた。

ベチャクチャ喋っている子供の額に、おもむろに右手をかざす。

「何してるの?」と聞かれたら、そっとこう答える。
「怖い夢をみるように超能力でパワーを送ってやってるんだ」

子供たちは私のスプーン曲げを本気で超能力だと信じているから・・・
これは結構、効く。

しかも、こっちは右手を出して目をつぶっているだけだから・・・疲れなくていい。

この手の方法は・・・長女より長男の方が効くな。
年齢のせいもあるだろうが・・・良くも悪くも男の方が想像力がたくましい。
対して女は現実的。
今、目の前にあるものしか信じないようなところがある。

私が右手をかざすと・・・長男は必死になって目をつぶり、眠ろうとする。

パッと目を開けた時、また私の右手が見えると真剣に怒り・・・
少し震えた口調でこう言った。

「超能力をそんな悪いことに使っちゃいけないんだ」

「子供が夜更かしするのと、どっちが悪い?」

ZZZ・・・

まあ、こんな感じでバタバタしながら床につくことも多いんだけど・・・
こんな風に布団を並べて、重なり合うように家族みんなが眠るのも・・・
そのうち懐かしく感じられる時がくるんだろう、な。


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