20140706

第726回

この間の“父の日”には、
父親は自分が好きないつもの場所に行き、
その他の家族はみんなディズニーランドに行っていた。

もともとディズニーランドも嫌いじゃないし、
ディズニーについても、
ずいぶんマニアックに調べていたことがあったから、
今も決して興味がないわけではない
…けど、人混みはやっぱり疲れるから、ね。

そういうわけで家族とは離ればなれの休日だったけど、
今やLINEで誰が何をしているのかは逐一情報が入ってくる。

今何に並んでる…だとか。次は何に乗る…だとか。

夕暮れが近づいて、
高３の長女は
念願のシンデレラ城プロジェクションマッピングに向けて、
席を確保すべく動く。

場所取りできても１人でいたらトイレにも行けないだろうから、
大学３年の長男に長女と一緒にいるようLINEで指示を出す。

カミさんと中３の次男は別な場所で待機していて、
長男は長女のもとへ…。

ここで、ちょっとした事件が起きる。

長女のスマホの電池が切れかかってる。
LINEまかせで、キチンと場所も伝わっていない様子。
辺りは暗くなり始めた人混み…！

結果的に全員集合できて事なきを得たが、
LINEを見ながら、ずっと気がかりだったよ、まったく。

そういえばかつて…
結婚前のカミさんとディズニーランドに行って、
同じように日暮れの頃、
一瞬はぐれちゃったことがあったな。
それこそ、一人一台携帯なんて持っていない頃の話。

あれから、かれこれ30年くらい…
ちょうど人生の時計は、ひと世代まわった感じだな。

tweet please