20011014
でじたけ流 教育論第70回 動の稚園

秋は、どうして幼稚園とか学校の行事が多いのかなぁ?

運動会に遠足・・・まぁ、遠足に親は参加しないけど
レクレーション大会なんてのもあって、親子ドッヂボールとかね。

東京じゃあ最近は春先にやるんだってね・・・運動会。
秋は、ちょっと集中し過ぎだよなぁ。

子供が3人いると・・・また
うちの一番下は、ついこの間、2歳になったばかりでけど・・・
3人いると、あっちこっちでいつもやってる感じ。
あっちに行って、こっちに行かない、というワケにはいかないモンなぁ。

いずれにしても・・・
学校でこうやって行事を作らないと
親子で何かできない親、というのも少なからずいるのかも知れない。

先週は、長女が通う幼稚園の運動会だった。

しかし、それより少し前に幼稚園の先生たちとは顔を合わせていた。
少し前にあった小学校の運動会の時だ。

長男も同じ幼稚園を卒園したんだけど・・・そこの若い茶髪の先生たちは実に熱心。
卒園生の応援のために、休みの日も先生たちが集って
近所の小学校の運動会をハシゴしていた、というワケ。

うちの子たちが行った幼稚園より、うちに近いところにもうひとつ幼稚園がある。

最初は近いからそこでいいや・・・と思っていたけど
近所の評判や実際に説明会での話を聞いて、少し遠い今の幼稚園に決めた。

一番の理由は・・・今、行かせてる幼稚園の方が園庭が広いという点。
次は・・・指導する先生が若いという点だ。

うちに近い方はどちらかというと「お上品」。
園庭が狭いから室内遊びが中心になってしまうこともあるが・・・
何でも園長だか誰だかが「うちの先生に茶髪は1人もおりません」と胸を張ったとか。
その話を聞いて・・・「そんなトコやめろ」とカミさんに言ったのを覚えてる。

「お上品」なのはいいけれど・・・世の中、そんなのばかりじゃないし。
飛び回って転んでケガするくらいの方が、私は子どもらしくていいと思った。

子供が初めて小さな社会に出る・・・それが幼稚園。
社会に出て一番必要なことは何か?
それは・・・いろんな人に会って抵抗力をつけることだ。

よく、近くの幼稚園に行かないと近所に友達がいなくなる・・・なんて心配も聞くが
公園で遊んでいる子供たちに派閥など感じたことはない。
もし、そういうことがあるとすれば・・・
親たちが自分たちの都合でそうしちゃってるんじゃないかな。

第一・・・条件をそろえてやらないと友達が作れないようじゃ将来困るしね。

うちの子が通う幼稚園の若い茶髪の先生たちは・・・
今年の運動会でもお揃いのTシャツを着て、実に運動会を楽しんでる様子。

運動会のメイン・イベントは年長組が全員で挑むリレーだ。

思い返せば・・・長男が年長の運動会の時、カミさんは次男を産んだばかりで病院にいた。

これから、いよいよリレーがはじまるという時に放送で呼び出されて・・・
次男にアクシデントがあったと聞かされ、そのまま病院に直行したのを思い出す。

そんな次男も一緒に応援してる今年の運動会。
長女はまだ年中組なのでリレーには参加しなかったが・・・
年長のリレーで、ちょっとしたアクシデントがあった。

どうやら誰かが走る順番を間違えたらしく・・・走れなかった子が一人いたらしい。

白髪に少し色の入った髪をなびかせた副園長がマイクをとった。

「・・・そういうわけなので、もう一回やり直します。
 みんなで同じ思い出をつくりましょう」

子供たちは、再び頑張って走った。
見守る親やおじいちゃん、おばあちゃんたちも拍手喝采・・・!

やっぱり、この幼稚園にしてよかったな・・・と私は素直に思った。
良くも悪くも・・・格好だけじゃ気持ちは伝わらない。

それにしても・・・
長女が再来年、卒園すると次は次男が入園。

この幼稚園との付き合いも・・・長くなるなぁ。

でじたけ流 教育論

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