20130811

第679回

冬は
スキーもできなかったくせに
スキー場のバイトに
住み込みで行っていた大学生の長男。

住み込みでしか味わえない
人との交流や生活体験に、
いたく感激したらしく…
長期の休みとなると、まず
住み込みのバイトを探すようになった。

そんなことできるのは
学生のうちだし…
大学なんて何処でもいいから、
とにかく“ウチから出る”ことだけを
推奨してきた父親としては望むところ。

で、この夏、長男は
海の近くのペンションに
住み込ませてもらうことになった。

まだつい先日、出かけて行ったばかりだが、
到着するなり「最高の場所だ」と
メッセージが届いた。

そりゃあ、そうだろう…
だって、伊豆の白浜だもん。

春休みくらいに、長男を連れて、
いつもの下田のお気に入りの店で一杯やって…。

オーナーに海の近くの
住み込みバイトの相談をしたら、
快く店の常連さんを紹介してくれた。

長男はペンションのオーナーに
メールで書類選考してもらったわけだが、
その後、親父の方が先に下田の店で
ペンションのオーナーと
一杯やらせてもらう機会を得た。

当然、息子がダラダラやってたら、
ぶん殴っていいという許可は
父親直々にお出ししておいた。

しかし、縁の広がりというのは不思議なもの。

まだ、お付き合いは始まったばかりだけれど、
縁という運命に背を向けることなく、
正面から真摯に向き合い…一杯やりたいと思う。

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