でじたけ流 教育論「無謀を楽しめ」
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20130210

でじたけ流 教育論653

でじたけ流教育論 digitake.com


大学生の春休みは長い。
受験があるから学校が忙しいんだ。

長男が通う理科系の大学は、
ようやく入学しても緊張を緩めることなく、
ずっと受験生並の勉強を強いられるようで、
夏休みも次男が通う中学、長女が通う高校と比べて
極端に短いくらいだが、
春休みだけはいち早く、すでに始まっている。

珍しくまとまった休みに入った長男が、
まずやってみたかったことと言えば国内の独り旅。
…それも自転車で。

幼い頃から仲のいい友達が、
そんな冒険をした話を聞いて、
がぜんやる気になったようだ。

しかし、さすがにこの季節に野宿もできないので
考えた末、延期。ま、考えなくてもわかることだが。

そこで次にやりたいこと…というか、
やるべきこととして長期のアルバイトに入ることにした。

バイトは時間さえあれば、
塾の講師のアシスタントをしていたが、
せっかくの長期の休みなので、
普段は絶対にできないバイトをしようと考えたらしい。

そこで面接を受けたのが
スキーインストラクターの泊まり込みのバイト。

しかも…
スキーなんて一度位しかやったことがないクセに、だ。

どういうわけかパスして、深夜バスに乗り込み、
今、兵庫の山奥に行っている。

まぁ、インストラクターとは言っても
子守みたいな仕事のようだから、
一見真面目そうで、明るくて、身元がはっきりしていれば
誰でもできるような仕事なんだろうけれど、ね。

今しかできないことをやる…のは大いに賛成だ。

雪山だろうと、日本一周だろうと、
世界の秘境だろうと…
行けるチャンスが作れるなら行ってみればいいと思う。

落ち着いたら…なんて言ってたら何もできやしない。

年をとればとるほど落ち着かなくなるもの。
自分のことだけやっていればいい時間なんて、
人生にそう多くは用意されていない。

それに結局、ある程度の年になってから、
何かを始める勇気や気力がある人は、
たいてい若い時にも何かやった経験がある人。

ようするに三つ子の魂なのだ。

習慣はね。年をとって突然生まれるものじゃない。

年をとって突然来るのは…
動けなくなるようなことだけだから、ね。

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