でじたけ流 教育論「子供時代 親時代」
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20130512

でじたけ流 教育論666

でじたけ流教育論 digitake.com


カミさんは中学生の次男に肩を叩かせ、
この子は本当に優しい子だ、と言う。

確かに優しい心根のある奴だと思うが、
そこは末っ子…可愛がられ方を心得ている。

三人兄弟の中で、
サービス精神が最も旺盛な反面、
一番の欲張りでもある。
…それも末っ子故か。

とくに食い意地は張っていて、
しばしば姉の分のおやつまで口にしていまい
喧嘩のタネを撒く。

後先のことを考えずに
食いたい時に食いたいものを食ってしまう
…という点においては、父親似かもしれない。

ちょうど次男の同じ年頃の頃は、
腹が減って家に帰るなり、
台所にあった犬用のメシを食ってしまったり…。

学生時代、独り暮らしをしていて
炊き込みご飯を炊飯器のまま食っていたら、
鍋に近い部分のメシが
腐って溶けかかっているのに気づいたが、
とにかく腹が減っていたので、
食えるだけ食ってしまった…経験を思い出す。

後先のことを考えない…というのは
若者特有の行動規範でもあるが、
言いかえればそれは、
“失敗”という教育を自らに課しているとも言える。

さて、自らを省みて、
子供たちが今まさに
同じ失敗をしようとしている時…、
親としてどう立ち回るかが、
まさに教育について考えなければならない。

子供が転んで泣くところを見たくない
…その親心はわかるが、
ヒザをすりむくくらいの怪我を経験させないと、
生涯引きずる大怪我をしかねない。

落とし穴に落ちた経験のある者でなければ、
落とし穴には気をつけるようにはならない。

親をはじめ、年長者の話が身に染みるのは、
まさに失敗をした時だという
自らの経験も思い出しながら対処すべきだろう。

学習とは、失敗のことで、
経験とは、記憶のことだ。

親目線という近目になる日常だけでなく、
自分が子供と同じ年の頃感じたことを、
…まず思い出す必要があるよな。

歴史からわかる今というのは…本当に多いもんだよ。

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