でじたけ流 教育論「ズボラ娘」
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20130505

でじたけ流 教育論665

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が通っている高校は、
3つ上の兄が通っていたのと同じ横浜市立高校。

バス、電車を使って行くと、
かえって遠回りになってしまうので、
普段は兄のお下がりの自転車で通学してる。

ちなみにYシャツも兄のお下がり。

男と女だから、
ボタンの合わせが違うだろうに
…と思ったが、そんなの関係ないらしい。

だから、父親のカーディガンを奪って着ても、
ボタンの合わせな気にもとめない。

そのうえ最近の高校では、
別に女子がスカートではなく、
ズボンを履いて行ってもいいらしい。

確かにスカートで自転車に乗るのは、
寒いだろうしね。

思えば男兄弟に挟まれた娘は、
中学で制服を着るようになるまで、
まず滅多にスカートなど履かなかったな。

最近でさえ、平気で
風呂場のまわりを素っ裸で歩いていることがさえある。

ま、男と違い、女は、
ほっといても女になるからいいけどね。

じゃあ、男は…と言えば、
鍛えなきゃ、男になれない
…というのが私のポリシー。

さて、そういうわけで、
天気さえよければ自転車通学は面倒がないのだが、
雨が降った時は大変。

幸い、高校と同じ方向に私の会社があるので、
少し早めに出て、高校の近くまでまわる。

問題は…
いつも起こしてくれる母親が
早くからパートに出てしまった時。

起こさないからね、私は。

そして、とうとう、つい先日のこと。
もう出る時間を過ぎたので、
布団にくるまってた娘にひと言…
「俺もう出るからな、自分で行けよ」

ようやく慌てて飛び起きた娘。
もはや車に乗せてもらえなければ遅刻は必至。
「待って! 待って!」

でも「待てない」と行って玄関を出た。
実際、そこから待って、
遠回りしてったら、会社に遅れちまうからね。

その後、どうしたか…とは思ったけど、
何…慌てて飛び出たところで
自転車で行ける天気じゃないから、
まず怪我するわけじゃなし。

よほどの危険がない限り、
失敗をさせるのも教育のうちである。

失敗させないようにするのは、
ホッとしたい親の方で…
それが当たり前となった子供は、
やがて親のいないところで
大怪我をしかねないだろう。

夜…うちに戻って、その後の様子を聞いてみた。

何でもすぐさま
隣に住むおばあちゃんに電話をかけて、
ちゃっかり車で送ってもらったらしい。

失敗を教えるには、恵まれすぎた環境である。

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