都内では中学にも給食があるらしいが、
横浜市では中学から弁当になる。
愛情のこもった弁当は、
身体にも心にもいいだろうけれど
…毎朝作る方は大変。
まして我が家では、
普段は私も弁当を持って出るし、
カミさんも仕事があれば弁当持ち。
一つ作るも二つ作るも変わらない
…ということで始まった弁当持ち。
大学生の長男は一人暮らしの家に戻ったものの、
高校生の長女と、中学生の次男の分を合わせ、
最大で早朝に四つの弁当が必要になると、
結構作る手間も馬鹿にならない。
まして、いざ弁当を詰めようとした段階で、
弁当箱が鞄に入れっぱなし、
汚れっぱなしになっているともう大変。
そこで、この度、
カミさんが苦肉の策で習慣化したのが
…セルフ弁当制度。
カミさんが用意するのは
詰めるばかりになっている食材のみ。
自分の弁当は自分で詰めて持っていく
…というルール。
これは案外、教育的にはアタリで…
まず、弁当箱の出し忘れ、洗い忘れがなくなる。
そして、弁当を詰める分、
早く起きなければならないので、
朝のあわただしさに多少の余裕が生まれる。
自分で詰める…となると、
自分の好きなものだけ詰めそうな感じもするが、
そこはホテルのバイキングとは違い
食材の種類に限りがあるから、
そうそう好きなものだけ…というわけにもいかない。
究極はやはり、
自分の弁当は自分で作る…ということなのだが、
それこそ栄養が偏りそうだ。
いつも同じやり方でなければならない
…と思い込むと無理になる。
あらゆる状況は常に変わっているからね。
臨機応変。できないことはやらない。
そして物事の優先順位を見つめ直す。
その繰り返しが
…生活そのものを教えることにもなろう。