でじたけ流 教育論640「急病世代」
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20121111

でじたけ流 教育論640

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会社帰りにジムで泳ぎ、
たっぷり汗をかいて自宅に戻る。

冷凍庫でキンキンに冷やしたジョッキに
並々とビールを注いでゴクリとやる。
一日の終わりを労うひとときだ。

ところが、この日の一日は、これで終われなかった。

もうすぐ日付が変わる頃、
そろそろ寝ようとしていると、
このところ疲れが貯まっていたカミさんが鼻血を出した。

早く休め…と言うものの、
鼻血が止まらず横になることもできない。

救急医療センターに電話相談をする。
夜中に病院に電話をかけまくるなんてことは、
子供が3人もいれば、もう充分に慣れっこになっている。

けれど内科と違って
的確な指示を出せる耳鼻咽喉科の医師はいないし、
仮に連れて来いと言われても、もう呑んじゃってるからね。

とうとう救急車を呼ぶことになった。

深夜0時。
ようやく受け入れ病院が決まって救急車が走り出した。

止血の処置をしてもらって、血止めの薬をもらう。

自宅に戻ったのは、ちょうど3時だった。

さて、その時の子供たちの反応は…

大学生の長男は都内で独り暮らし中なので、
その時ウチにいたのは高1の長女と中1の次男。

次男はすでに寝ていて、
次の朝、話しをするも半信半疑。

長女の方は、とくに慌てた様子もなく、
父親の指示を淡々と聞いて、
洗面器を用意したりしていた。

で、救急車が来ると…
「いってらっしゃい」と普通に見送る。

なかなか度胸がすわっている感じもするが、
半酔いで対応する父親自体、
そう慌ててもいなかったから、ね。

これが気の小さい長男がいたら、
大騒ぎになっていたことだろう。

子供が大きくなってきた頃には、
当然、親はそれなりの年になってくる。
とくに女性の場合には更年期に入ってくるし。

実はかくいうこの私も
なんと今、この原稿は病院の待合室で打っている。

夕べ腹痛で七転八倒して、
消化器内科に来るハメとなった。

腸閉塞と診断され、CTの順番待ち。
その要因を作ったのは
新橋で食ったシメサバなようだ。

一緒に食べてた他の人は何ともなかったけど、
疲れとかがたまってると出る人は出るらしい。
…鼻血みたいに。

深夜、カミさんを救急車で搬送して
寝不足であるにもかかわらず
二日連チャンで呑みに出かけた挙げ句のこと。

もやは体力に過信できる年ではない…と、
あらためて思い知らされた一週間。

たとえ若くたって、
思いもかけないことの連続だから。

明日、普通に過ごせると思わずに、
今日やるべきことは今日やっておくべし…だな。

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