でじたけ流 教育論613「門前の小僧たち」
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20120506

でじたけ流 教育論613

でじたけ流教育論 digitake.com


先週、長男が塾でバイトをはじめて
そこに妹が通ってる…という話をしたけど、
先日、こんな光景があったそうだ。

長男がやっている
ティーチング・アシスタントという仕事は、
その名称通り、先生のアシ。
授業の後で
生徒の質問に個別指導したりするらしい。

或る日の授業の後…。
生徒からの質問があって、
長男が指名され、その生徒の下に向かうと
…妹がいた。

最初は塾のマニュアル通り、
懇切丁寧に教えてみるものの、
なかなか理解できない妹にややキレ気味。

その手厳しい指導の様子を見て
塾のスタッフは冷や汗をかいていたという。

すっかり教師づいた長男は、
高1の妹だけでなく、
中1の弟にも、よく勉強を教えてやっている。
弟の場合には、TVゲーム指導をかねて。

さて、自分を振り返ってみると…
妹弟に勉強を教えた記憶などトンとない。
自分が遊ぶのに忙しくて。

思えば子供たちにも、まともに教えたことはない。
自分がやりたいことが多すぎて。

美術の宿題は聞いてくることがあるけど…
自分が指導通りにやったことがないので、
うまく教えることができない。

ただ、やって見せて「真似しろ」と言うだけ。

それでも何かやってみせていると、
自分もやりたくなってくることはあるようだ。

描くのは苦手な長男も美術館に通い出し、
長女はあいかわらず絵を描くの好き。

人が描いてると自分も描きたくなるらしい。
…その気持ちはわかる。
父娘で新キャラ作りを競ったりしてる。

何にせよ…
子供に夢を託すつもりなら、
闇雲に託す前に、まず親が毒味をしないとな。

夢と毒は相反しているようでいて、
実際、夢は薬にもなるが毒にもなる

とり過ぎれば何でも毒なんだよ。
水だってイッキに100リットル飲めば死ぬし、
酒だって百薬の長になるだろう?

そろそろ子供たちに
酒の呑み方も伝授すべき頃になったな。

酔っぱらったらどうなるか…は、
さんざん見せてきてるけど、ね。
…だから子供たちは呑まないかもしれない。

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