20110828

第577回

高３の長男と中３の長女を見ていて今更ながらに思うのは…
受験勉強で大切なのは勉強の中味じゃなくて、
やっぱり勉強の仕方なんだな、ということ。

もちろん勉強する内容が的外れなものでは
試験でいい成績をとれるはずもないんだけれど、
これだけ参考書や塾からの情報が充実していば、
それほど的外れになることなど、まずあるまい。

いったい何時その参考書を開くのか…
塾からの情報をどう活かすのかが大切で、
それを行うためには、何より自分を動かさなければならない。

ようするに受験勉強にしろ何にしろ…
訓練すべきは、すべて自分の動かし方なんだよな。

どんなに記憶力がいい奴も
肝心な時にそれが発揮できなければ何の役にも立たないし、
成績優秀な奴も
赤信号を突っ切ろうとすれば事故に遭うのは当然。

常々、真面目さとはタイミングを守ることだと思う。

自分のペース…なんて甘いことをいうくらいなら、
世間は自分のことをわかってくれない
…なんて嘆いて見せるんじゃない。

自分の居場所を作ろうと思ったら、
自分から世間に合わせていかなきゃ無理に決まっている。

また、その程度のことでなくなってしまう「自分」だとしたら、
そんな「自分」は誰かの役には立たない程度の自分なんだから
…むしろ早く捨ててしまった方がいい。

自分を捨ててかかる
…そんな覚悟と信念のある奴に、次のステージが与えられる。

望まないステージを押し付けられるのは、
自分が後ろ向きで進んでいて転ぶようなものだ。

怖くても…前を見ろ。
絶対に後戻りだけはできないんだから、ね。

前さえ見てりゃ、
たとえぶつかったって覚悟はできるだろ？

さて、とうとう…夏休みも終わりだよ。

時間は決して止まらない。
前を見ることが…現実を見ることなんだ。

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