カミさんが仕事で朝早く出かけると、
子供たちはなかなか起きてこない。
そんな中でも、
一番早く動き始めるのが小5の次男で、次が中2の長女。
ほっとけば、いつまでも寝てるのが
夜更かしで大人ぶろうとする世代の高2の長男だ。
つい先日、また「自分で決めた」出発時間を
都合が悪くなって安易に変えたことで、
iPodとヘッドホンを取り上げられたばかりだというのに…
自転車での出発時間8時10分までに起きてこず、
約束通りタイヤの空気を抜いた。
それでも起きてこないので、
仕舞いには寝ている顔に水をぶっかけてやったよ。
これはさすがに一発で飛び起きる、な。ハハハ。
私も一応、経営者の端くれではあるけれど…
採用するなら少しばかり学校の成績がいい奴より、
遅刻しないで時間通りにキチンと来る奴を採るよ。
どこまで本当の話かは知らないが、
近頃の小学生は、将来なりたいものは?と聞かれると
…正社員と答える子供がいるらしい。
あいかわらず景気はよくない。
景気がうんぬんというよりむしろ、
世の中の価値観が変わって、
経済地図が大きく塗り替えられてしまった
…といことだろう。
そんな中、実はうちの会社でも
ハローワークに求人を出している。
就職がない…なんて簡単に言ってるけど、
それは大手に勤める口が少ないというだけで、
若者について言えば、
まだまだ選り好みしている余裕があるようにも思う。
さて、これまで何人かの面接をし、
また何人かの応募を受けて履歴書を見たが
…あまりに似たり寄ったりで愕然としてしまう。
40歳近くで独身。親と同居。真面目な優等生タイプ。
一様に字が汚い。読めない。
封筒の宛名の書き方を見ただけで
封を開けずして不採用が決定してしまうほどだ。
つまり…常識がない。
間違っていない…から正しいとは限らない。
人生に落第しちゃ元も子もない。
いかなる特技も能力も常識的なことができたうえで、
はじめて発揮するチャンスが与えられるもの。
そういうことは子が若いうちに、
親がしっかり叩き込んでやらないと
…後でとんでもないことになっちゃうよ。まったく。