20110213
でじたけ流 教育論第549回

でじたけ流教育論 digitake.com


高2の長男は自転車通学をしているだが、
毎朝ギリギリまで起きてこない。

そんな経験は私もずいぶんしたけれど…
私の場合、高校時代は何故か
クラスの出席簿を担任に代わって持っていて、
遅刻の記録など、いかようにも改ざんできた。

今ではとても考えられない…おおらかな時代の話だ。

担任は担任で、出席簿の数字など、
たいして気にとめている風でもなく、
むしろ私やクラスの連中が、
何に一生懸命になっていて、
大切なことがどこまで理解できているのかを
しっかりと把握してくれていたように思う。

善し悪しは別として、
ようするに人間同士としての
コミュニケーションができていたことは間違いない。

その証拠に、その担任の先生は
卒業12年後の私の結婚式にも主賓として出席してくれたし、
いまだに年賀状のやりとりくらいはある。

そういえば今年は定年だと書いてあったなぁ…。

さて、話を長男の自転車通学に戻そう。

朝8時10分。
この時刻を過ぎると時間的な余裕はなくなる。

遅くなって慌てて自転車で行くのは、
どう考えても危険ので…
朝8時10分を過ぎたら自転車に乗せないルールとした。

具体的には…
朝8時10分を過ぎたら、自転車の空気を抜いちゃう。

実際に一度抜いたこともある。

遅刻してでもバスで行かせる方が安心だから、ね。

また…自転車用のヘルメットをかぶれと、
さんざん言っているのに、なかなかかぶろうとしない。

何に対して格好をつけているのか、
よくわからないのがティーンエイジャーの特徴だ。

加えて、iPodをヘッドホンで聴きながら乗ってる。
これは明らかな道路交通法違反。

この間、その場面を目撃したので、こんな質問をしてやった。

「今度、ヘッドホンをつけて自転車に乗ってたら、
 ヘッドホンか自転車、どちらかを
 メチャクチャに破壊してやろうと思うが、
 どっちがいい?」

長男はすかさず「自転車」と答えた。

よし、わかった。

じゃあヘッドホンを破壊してやろう。


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