20100418
でじたけ流 教育論第507回

名優になれるか-でじたけ digitake.com


私の誕生日の夜…
家に帰って食卓に着くと、
目まるでお供え物のように
小さめの皿がいくつか並んでいた。

子供たちからのプレゼントは…
長男からは、お好み焼き入り鯛焼き。
長女は、手作りの白玉きなこ付き。
そして次男からは、
去年に続いて近所の肉屋の焼き鳥。

「去年売り切れていたけど、
 今年はお父さんが好きなねぎまがある」
…と胸を張る次男。

カミさんからは酒をもらった。

最近は仕事で呑む機会も、また増えたが、
あいかわらず家でもよく呑んでいる。

正直…
酒の味は未だよくわからないが、
刺身があれば日本酒が呑みたくなり、
チーズがあればワインが呑みたくなる
…といった具合で、
酒の肴を選ぶというより、
肴本意で酒を選ぶ感じ。

つまり…食うことが優先されている。
…故に太っちゃう。

ただし、
呑まない相手であれば、
呑まなくても話せるし…
煙草を吸わない相手であれば、
吸わずに過ごすこともできる。

実際、家ではいくら呑んでも
食卓で煙草をすることはしない。

毎日、何だかんだと
自己主張をしているわりには…
自分は案外、その時の状況に合わせている
…と思ったりする。

最も、相手がそう感じているかどうかは
別問題だけど、ね。

子供に対しては、
小うるさくも逆らえない父親を。
カミさんに対しては、
厄介だけど頼りになる夫を。
会社では、
明確で理解できる指示を出す上司を。
客先では、
気が利いて信頼できる営業マンを。

私に限らず、誰もが
シーンや相手に応じて、
1人何役もこなしながら生きている。

たいていの名優は、
たとえどんなシナリオでも、
説得力のある自然体で、
演技とは思えない役作りによってこなす。

大根役者ほど、
シナリオをけなしたりする。

自分の人生を演じきるにあたっては、
まず自分で
シナリオが書けなければならないから
…言い訳はないんだど、ね。


- 教育論 -
| 人生日々更新 | 最近のBacknumber | 架空対談 |