20100404
でじたけ流 教育論第505回

大人は子供の延長戦-でじたけ digitake.com


このところ夫婦揃って肩こりがひどい。
四十肩が、そろそろ五十肩になってきたか。

晩飯を食い終わると、
サービス精神旺盛な小5の次男
両親の肩をかわるがわる叩いてくれる。

次男の肩たたきは、わりと長い。
いつぞやもらった「かた たたき券」に偽りなしだ。

こちらが「効くな」と喜ぶと、ますます延長する。

普段は一番チビのみそっかすだが、
ほかの誰もができないことを
自分ができているという喜びもあるのかもしれない。

人を喜ばせることに喜びを感じる
…というのは、人として実に健全な喜びだと思う。

こういう喜びを知っていると…いい営業になれる。

営業ばかりでなく、
いい夫にも、いい親にもなれるだろう。

密かな楽しみを大切にする者は
…浮気者になっちゃうんじゃない?

思えば私が、こんな話を
ネットに書いているのにも…
思い起こせば、小学校時代
…そう、ちょうど今の次男くらいの時に
日記をつけてみようと思ったんだけれど、
書いたからには誰かに見せないと気が済まなくなって、
やがて頼まれもしないのに
独自で作った壁新聞を貼り出したことに起因する。

自分だけが楽しいだけじゃ、楽しくないんだよ。

やっぱり同じ一生であるからには…
子供をやめて大人になることなど
…できないんだよ、ね。

子供時代の延長に大人の時代があるわけで、
身体ができてくると…
高いところに手が届いたり、
力が強くはなってくるから、
自分が強くなったように錯覚をするが、
訓練しなければ、
字がうまくなるわけでもないし、
自転車に乗れるようにもならない。

個人的な日記すら
書いてもついつい人に見せたくなる私に
…不倫なんて器用なマネは、まずできないな。

だから昔書いた「不倫旅行」なんて話は
…私にとってはSFを書くようなもの。

こんな話ばかりしていると、
かえってやましいことでもあるみたいだけど…

そういえば、この間、
テレビで不倫の話が出てきて、
高校生の長男が
「普通はしてるらしいよ」と言うと、
中学生の長女は
「どっちでもいい」と無関心。

唯一、次男は「ダメ」と。

理由を尋ねると「離婚されると困るから」
…だってさ。


- 教育論 -
| 人生日々更新 | 最近のBacknumber | 架空対談 |