10月は、長男と次男の誕生月。
長男は16歳。
次男は10歳になった。
小4の次男は今、ベイブレードに夢中。
ベーゴマの現代版、ね。
かつては長男も熱中していたので、
誕生日に買ってもらったベイブレードで
兄弟対決も加熱する。
男と女は、
生まれながらにして、やっぱり違うようで…
中1の長女は積極的に参戦しようとはしない。
時折…
熱中する弟をからかうのが可笑しくて、
余計なコマをリンクに入れては
ケンカの種をまいたりしてる。
男2人は、まったく興味を持たない料理にも、
かなり興味が出てきたらしく…
カミさんと一緒に誕生日のケーキを作ったり、
デザートのリンゴを自主的にむいたりする。
いつもは指図ばかりしている兄貴に対し、
兄貴ができないことをすることによって、
優位に立とうという気持ちも見え隠れする。
最近、長男は三島由紀夫に興味が出てきたらしい。
トイレに置いてあった三島本がないので、
カミさんが片づけてしまったのかと思ったら…
長男が持って行ってた。
きっかけは「花ざかりの森」という三島のデビュー作。
この作品を読んで感銘を受けたわけでもないけれど、
この作品を三島が書いたのが、
今の自分と同じ16歳の時だったことを知り、
がぜん興味がわいたようだ。
※出版されたのは三島19歳の時。
三島由紀夫については私もずいぶん書いてるけど…
実際にじっくり読んだ作品は数少ない。
もっぱらインタビューを繰り返し聞いている程度。
長男に「何から読んだらいいか?」と聞かれて、
わかりやすかった「潮騒」を奨めた。
「潮騒」は確かに読んだ。
歌島は人口1,400。周囲一里に満たない小島である。
…という書き出しも覚えている。
…が、
これは山口百恵主演の映画「潮騒」のオープニングで
ナレーション(確か石坂浩二)として読まれたから。
山口百恵の頃は、まだ自宅にビデオすらなかったが、
映画のサントラ盤にそのナレーションが入っていたので
耳で覚えたものだ。
…で、今、長男は「潮騒」を読んでいる。
そんな長男への誕生日プレゼントは、
かつてオークションで数万円を出して落とした
三島由紀夫の直筆色紙。
本物かどうかは…定かではない。
晩年の筆跡とは、どうも異なる感じはするが、
若い頃の筆跡なら似ていなくもない。
どうせ家の中、
どこに飾ってあっても同じなので…やってしまった。
三島由紀夫に限らず、
歴史に残る人や作品を
少しでも身近に感じることができるようになると
…本当に自分が悩んだ時の一助になるはずだ。
そういえば来る11月3日、
文化の日は手塚治虫の誕生日だ。
確か手塚治虫のサインも何処かにあったはず。
これはファンとして年賀状を書いた、
その返事でもらったものだから…間違いなく本物。
私が小学生の時の話だから…40年くらい前の話。
漫画好きの長女の誕生日には、
手塚治虫のサインをやろうか…見つかればの話だけど。