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私の誕生日に長男が表彰状をくれた翌日・・・
今度は私から長男へ表彰状を贈った。 正月から毎朝続けていた剣道の朝稽古が、とうとう100日目になったのだ。 あの日から長男は・・・毎朝6時半に起床。 朝の身支度を済ませると、私のところから借りていった漫画偉人伝を読み 7時になると竹刀を抱えて屋上へ出ていく。 上では剣道四段のおばあちゃんが待ちかまえていて・・・ 大声をかけ合いながら素振りがはじまる。 深夜まで仕事をしていて、滅多に早起きしない私は・・・ 6時半のウルトラマンの「シュワッチ!」というけたたましい目覚ましの音で、半分起こされ・・・ 頭の上から聞こえてくる 「いちっ、にいっ、さんっ・・・」というかけ声で完全に起こされてしまうのだが・・・ さすがに文句は言えない。 1日でもサボったら、その日から数え直しというのが約束。 何せ私はホームページの更新を1,000日近く続けているので、長男に対して大きな態度がとれる。 毎日早起きしろ・・・と言われたら、2日と続かないだろうけど。 雨が降ろうと、雪が積もろうと・・・時にはカッパを着て長男は竹刀を振った。 少し寝坊をして・・・ あわてて屋上に出たら、すでにおばあちゃんが素振りをはじめていて 「また1日目から数え直しだ」と半ベソかいて戻ってきたこともあるようだが・・・ 素振りはキチンとやっていたので、それはセーフ。 1日30回からはじめた素振りは・・・ やがて60回になり、100回になり・・・今は1日160回になっているらしい。 「100日連続で、できたら"でじたけ特製"の賞状をやる」 その約束通り、私は賞状の用紙を買ってきて文案を練った。 試行錯誤の末、浮かんだのが、この文句。 ![]() ねむい日も 雨の日も 雪の中でも 百日がんばって 百日前より 百日ぶんだけ 強くなったことを ここに賞します。』 受け取った長男は得意満面。 いつもなら「私のは?」と言う長女も黙ってそれを見てる。 オモチャやお菓子を買ってもらう時と違って・・・ これは、やった人しかもらえないコトを子供ながらに理解しているようだ。 つい先日・・・ 私が珍しく早朝から起きていると 朝稽古から戻った長男が竹刀を振り上げて不思議そうな顔をして、つぶやいた。 「なんかヘンなんだよな〜 竹刀が前より軽くなってるんだよ」 そりゃあ、おまえに力がついた証拠だよ・・・そう言って笑った。 |
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