20010114
でじたけ流 教育論第32回 男の戦!

今年は飛ぶぞ!先週は、カミさんの誕生日だった。

カミさんも今年で30ウン歳。
出逢った頃は10代だったのにね。

実を言うと、カミさんは同じ高校の一学年後輩。
最も私は4月生まれで、カミさんは1月生まれだから・・・
学年は1つしか変わらないが、歳はほぼ2つ違う。

「誕生日に何がほしい?」と聞いたら・・・
「何もいらないから、1日ひとりで出かけたい」と言うので・・・
この回が掲載される日曜日には、私が子供たちと留守番をするコトになった。

子供たちと過ごすのは、決しておっくうではない。
その時間を作るためにキッチリ仕事をこなして・・・
せめて翌日分のホームページが書けてさえいれば問題はない。

ま、結局、子供たちといっしょにいても私は自分の好きな遊びばっかりしていて・・・
むしろ子供たちに付き合ってもらっているようなモンなんだけどね。

唯一「う〜ん」と思ってしまうのは・・・子供たちが早起きだ、という点。
以前と比べたら、それほど夜型でもなくなったんだけど・・・
それにしても私は寝坊。
目覚まし時計で起こされると脳細胞が破壊されるような気がして気分が悪いタチ。

とくに、このところ小学校1年の長男は早起きだ。

・・・と、言うのも
隣に住んでいるおばあちゃん、つまり私のオフクロが長年、剣道をしていて・・・
今、四段なんだけど・・・それくらいになると区の教育委員会から頼まれて近くの中学校に指導に行く。

本当は体操でオリンピックを目指して、ゆくゆくは体育の先生になりたかったらしいけど・・・
姉妹が多くて大学に行かせてもらえなかったオフクロとしては還暦になって夢を実現したという感じだ。

この正月・・・
中学時代からオフクロの指導を受けて、今は美容師をしながら剣道をしているTクンがうちに来た。
Tクンは現在、三段。休みの日には、後輩の指導にあたっている。

近所の子供たちを集めた休日の剣道教室にも参加していて・・・
そこへは、おばあちゃんに連れられて、うちの長男も行ってるんだけど・・・
やっぱり、身内が先生だと甘えちゃって、ふざけてばかりいるらしい。

そこで私はTクンにお願いした。
「竹刀でブンなぐっても構わないから、よろしく頼む」

長男は、その話を隣でゾッとしながら聞いてたんだけど・・・
Tクンは長男に向かって言った。
「よし、じゃあ今年は級取りに挑戦してみるか?」

長男は、ややためらっていたみたいだけど・・・私は口をはさんだ。
「今おまえにできる程度のコトなら、俺には何だってできるけど・・・
 俺は剣道やったコトないからな。
 もし、おまえが剣道の級を取れたら・・・
 俺にできないコトができるようになるんだぞ」

そうしたら長男は、がぜんヤル気を出して・・・
翌朝から毎朝欠かさず、竹刀を持っておばあちゃんを起こしに行き・・・素振りをしている。

この竹刀が金属バットに持ち変えられて・・・ブン殴られたらヤバイけど・・・
こういう頑張り方を続けられれば・・・大丈夫だろう、たぶん。

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