20090621
でじたけ流 教育論

第464回

合理主義では開かない扉


「帰ったら、まず手洗い、うがい」
「テレビばかり見てないで飯を食え」
「さっさと着替えろ」
「忘れ物はないか?」

…このセリフをもう何百回くらい
子供たちに言ったろう?

ほかにも繰り返し言ってることは山ほどあるし、
自分も同じようなことを繰り返し言われてきた。

何かを教えたり、覚えたりするには
繰り返すことが不可欠。

繰り返しこそが訓練で…
知識はあっても訓練がないと、結局は何もできない。

仕事で客先に何か伝えようとする。
完璧な資料を作っていって、とくとくと説明する。

だけどそれで内容を覚えてくれる客など…まずいない。

客が見ているのはパンフレットの内容ではなく、
説明している相手が
いかに熱心に、親身になって説明してくれているか。

どうせ内容など理解できっこないけど…
わからないことがあった時に
頼りになる相手さえいればいい
…なんて思ってるのが大半じゃない? 私もそうだし。

頼りになる相手は
決して「一度説明したからあとは資料を読んで下さい
…なんて冷たいことは言わない。だから頼りにされるんだ。

客に対して教育というのはおこがましいが、
人に何かを伝えようと思ったら
繰り返すことを惜しんでいては伝わらない

だからCMだって繰り返し繰り返しやってるんだ。

その真実を前提にできないと、
まわりがみんなバカに見えてくる。
本当は…自分が伝えベタなだけなのに、ね。

教育に合理性などない。
合理性が通用するのは詰まるところ機械相手だけじゃないか?

人を合理的に動かそうとするから
いろいろ問題が起きてるようにも思う、ね。

一度注意しただけで
次から言われた通りにしかできない子供がいたら
…気持ち悪いだろ?

そして、大人は…子供より素直ではない。


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