20090531
でじたけ流 教育論

第461回

怖いくらべ


最近…よく疲れる。

もう年だから、ね。
…なんて言うと、
まだまだ若いクセに何を言う、と先輩諸氏に言われてしまうが、
40代の半ばを過ぎると、
さすがに20代、30代と同じ頑張り方をするのは難しくなってくる。

より「疲れを計算に入れた」頑張り方をしないと、ね。

ようするに若いと時と比べたら、
どうしたって持久力が劣ってくるから…
例え持ち時間が10時間あったって、
実質7時間か8時間くらいしか集中した仕事はできなくなる。

その分…
若い時よりは仕事に慣れて早くなっているはずだから、
実質7時間しか仕事をしなくても、
若い奴の14時間分くらいの成果は出せてるかもしれない。

10時間中、4時間くらいしか働けなくなっても、
もっとノウハウが高まっていて
若者が1時間かかるところを20分で出来るようになっていれば
同じ10時間で12時間分の成果が出せることになる。

このバランスが崩れて、
10時間かかって、10時間以下の成果しか出せなくなった時には、
若者にでかいツラはできなくなるし、
若者より手取りが少なくなっても仕方ないだろう、な。

まぁ、仕事のノウハウばかりではなく、
体も鍛えなきゃならないけど、ね。

自慢じゃないが私の睡眠時間は非常に多い。
不規則ではあるが、実は寝ている時間は子供並み。
だいたい8〜9時間は寝る。

ちょっとイライラすると、すぐ寝ちゃうし、
カミさんにもあきれられるほど、長い時間よく寝ることができる。

寝られるということが、まだ若い証拠かもしれない。

最近は…
高1の長男より早く寝ちゃうことは日常だし、
中1の長女より早く床につくことも希ではない。

まだうちには下がいて…
小4の次男ははやく寝かさなければならないので、
次男と先に寝室に向かうことも多い。

そこで次男がなかなか寝ないと…
例によって怖い話をする。

怖い話を聞きたくなければ早く寝ろ、ということだけど、
ちょっと悪のりしてしまい
「怖い話を聞いたから寝られなくなった」
…と言われることも、しばしば。

そこで聞いてみた。

「心霊写真の話と、
 お母さんが怒った時は、どっちが怖い?」

「心霊写真の話」

「じゃあ…
 心霊写真の話と、
 お父さんが怒った時は?」

「…お父さん」

心霊写真は怒鳴ったり、殴ったりしないからなぁ…。

だけど、
いくら怒鳴ったり殴ったりしたって
最終的には逃げ出すだけ。

普段こんな話をしながら
コミュニケーションをとっていないと
叱った時の効果がない。

自分にも嫌と言うほど経験がある。

最初から嫌いな相手に何をされようが、
反抗心が大きくなるだけで怖くもなんともない。

本当に怖いのは…
自分が好きな相手に嫌われてしまうことなんだ。


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