20090315
でじたけ流 教育論

第450回

娘の憂鬱


受験のバタバタが終わったかと思ったら、
今度は卒業式ラッシュ。

で、次は入学式だろ。
…ったく、落ち着く時、というものはないものだ。

春から我が家は…
高校生、中学生、そして小学生…と
3人兄弟が、
みんなバラバラの学校へ通うことになる。

とはいえ、
うちの子供たちが通う小中学校は、
公立だけど同じ敷地内にあるから、
小学校から中学へになっても
実はほとんど変わりがない。

ただ、中学になる長女が、
すごく嫌がっていることがある。

それは…制服。

小学校の6年間、
ずっとジーパンで通っていた娘にとって、
中学の制服であるスカートは
何とも抵抗が強いらしい。

男兄弟に囲まれた娘が
スカートを履くことなんて…
ピアノの発表会か葬式の時くらいだもんな。

スカートはスースーするから嫌だ、と。
寒空の下、スカートは見ているだけでも寒そうだもんな。

そういえばカミさんを含め、
私の周囲にいる女性陣は、みんなスカートを履いてない。

思い出すのは、うちの母親。

私が就職して間もなく、
街のバッタ屋で毛皮の上着が安売りしていたので、
珍しく母親にと買って帰った。

母親は喜んではくれたが、
毛皮を羽織る母の姿は優雅さの微塵もなく
…まるでマタギのようだった。

そんな、おばあちゃんに骨格が似た娘も
確かにスカートは似合わないだろう。

まぁ、そうこうしているうちに、
いつの間にか色気づいて、
化粧をしたりしはじめるんだろうけど、ね。



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