20090208
でじたけ流 教育論

第445回

自分を信じられますか?


先週の週末、
娘のピアノの発表会があった。
小学生としては最後の発表会となる。

毎度のことだが
発表会直前には、
うまく弾けないことにイライラして、
泣きながらピアノに向かう。

でも・・・
着飾って、いざ発表会となると、
それなりにはこなして
楽しんでいる様子。

おまけに
肝心の発表会が済んでから、
今度は自信をもって
毎日ピアノで課題曲を
奏でたりしている。

発表会を前に・・・
ピアノの先生が子供たちに
アンケートをとったらしい。

テーマは・・・
自分を信じられますか?

その答えを読みながら
生徒紹介をしていた。

うちの娘をはじめ小学生はみな
「もちろん信じられる」
・・・と答えていたように思う。

ところが・・・
中学生くらいになってくると
・・・ちょっと疑問が芽生えてきたりする。

さぁはたして、
40代も後半になった自分は、
今の自分のことを信じているのかと問えば
・・・まったく信用していない。
むしろ、
自分ほど信用できないものはない
・・・なんて感じることの方が多いくらいだ。

幼い子供たちと比べて、
それだけ自分を裏切ってきた経験が多い
・・・という忌まわしい過去も持っているし、
やらなければならないことが増えてきて、
やろうと思ってもできていないことだらけで、
そのプレッシャーに耐えかねることも
・・・しばしば。

明日こそ・・・と毎日思いながら
・・・年ばかり重ねていく日々。

むろん、ひと度何かをやろうと決めたら、
いちいち自分を疑っていたのでは
足は前に出ない。

ところが、そこがまた大人のズルさで、
はじめる以前に、
できるだけやらずに済むことを考えようとする。

自分を信じるか、信じないか・・・
それ以前に、
自分出自分の締め切りを
決めることができるか、できないか、が
真っ先に大切なことなのかもしれない。

ピアノの発表会の日、とか
高校受験の日、とか・・・
子供たちには
避けられない締め切りがあるんだから。

むろん、養う側としては、
日々、支払いの締め切りには
悩まされてはいるけど、ね。



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