20090125
でじたけ流 教育論

第443回

夢を叶える力


長男の高校入試まで、1ヶ月を切った。

塾の先生に・・・
この時期に入ったら、
もう学校の授業は聞かなくていい。
寝ててもいいから、そのかわり
試験勉強はしっかりするように。
・・・と言われた長男。

塾の先生に言われるまでもなく
授業中は寝ていた私からみれば、
言われなくたって・・・なんだけど、ね。

すっかり、その気になった長男。
受験勉強をしているのはいいが・・・
平日にもかかわらず
深夜遅くまで起きていたり、
それでも明け方に起きて勉強しようと、
4時、5時に目覚ましをかけてみたり
・・・と生活習慣はムチャクチャ。

結果、疲れがたまって
集中できないばかりか・・・
体がだるい(<そりゃ当たり前だ)
・・・などと言っては早退してくる始末。

養護の先生に聞くと、
そんなこんなで
学校を休んで受験勉強をする生徒も
少なくないらしい。

それを仕方のないこと考える
生徒も生徒だし、先生も先生だな、と思う。

それに比べたら、
志望校に合格させるための勉強を教える
塾の先生はプロに徹してる。

しかし・・・それが人生のすべてではない。
そこで・・・親からの徹底指導も不可欠だ。

朝。
グチグチ言いながら学校へ向かう長男に、
こんなことを言ってやった。

ようするにオマエは、
自分の受験勉強がうまくはかどらないのを
学校のせいにしているだけ。

そうやって自分のペースだけで
物事が運べるのは
一生のうちでも、ほんの少しの学生時代のみ。

社会に出たら、
会社を休んで家で仕事をしていても
給料は一銭ももらえない。

だから、今行かなければならないところに
行きながら、うまくやることが大切。

・・・というような主旨で。

勉強しろ、とは言わない。
場合によっては
高校なんて行かなくたっていいんだ。

そんなことより・・・
今のうちにたたき込んでおかなければ
ならないことがある。

自分で自分を動かせないほどの者が
夢を叶えることなどできるわけがない。



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