20081012
でじたけ流 教育論

第428回

年齢と目力


次男が9歳の誕生日を迎えた。

両親に似て体も小さいので、
まだ幼稚園と偽って電車に乗れるけど。

プレゼントに買ったキックボードに乗るために、
久々に近所のマラソンコースがある
少し広めの公園に連れて行った。

ちょこまかした動きも、
まだまだ幼稚園児のようではあるが・・・
そこで撮った写真を見ると、
意外にも「少年らしい」顔つきをしているのに
・・・ちょっと驚いた。

体つきより顔つき・・・
もっと言えば目力で年齢はわかる、ね。

おそらくるんれいに応じて・・・
見ているものとか、見ようとしているものが
・・・変わってくるんだろう。

目の前に何かがあったとすると、
最初は、そこに物があることを認識する。

次に、何故あるのかを考える。
その次に、
それが自分にとってどうであるのか・・・
自分との関係を考えるようになってくる。

自分との関係を的確につかむためには、
まず自分とは何か?
今置かれている立場はどうか・・・も
ある程度はつかんでいなければならない。

大人になっていく・・・とは、
つまりそういうことなんだ、と思う。

目の前には次から次へと、
いろんな物や人が見えてくる。

自分の考え方や立場も、
さまざまに変化してくる。

時にはバランスがうまくとれずに、
同時に考えることを放棄したくなることもある。

また、そこから思い直して
次へ進むためには勇気も必要。

結局のところ・・・
子供が育っていくのも、
大人が成長していくのも、
具体例が違うだけで
そのプロセスには大きな変わりはない。

子供と一緒に成長できるか否か・・・
それが親に課せられたミッションだな、やっぱり。



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