20080518
でじたけ流 教育論

第407回

創造はゴミ箱から


小6の長女と小3の次男は
工作が好きだ。

私も子供の時分は
図画工作が得意だった。

中3の長男は、ちょっと苦手みたいだけど。
やっぱり、長男はカミさん似だな。

ティッシュやタバコの空き箱等々・・・
生活しているとたくさんのゴミが出る。

そうした箱が一カ所にまとめられているので、
私はてっきり「工作用」だと思っていた。

・・・が、ある日、
いつも空箱が置いてある場所を見ると
・・・ない。

カミさんに尋ねると、捨てた、と言う。
カミさんにとっては、
ただのゴミの分別だったようだ。

そりゃあ、もったいない。

工作できる箱がもったいない
・・・ということもあるけれど、
何より想像力を働かす機会を失うのが
・・・もったいない。

そこで・・・
ちょっとガッチリした段ボール箱を用意して
「工作用すてるな」と長女に書かせた。

長女と次男の小学生グループは
時間さえあれば、その箱を取り出して・・・
いろんな角度で眺めては、
それが何に見えるか、想像力をふくらませ、
やがて・・・
ひっくり返したり、切ったり貼ったりして
・・・何か作ってる。

先日の母の日には・・・
ゴミから再生された
手作りのペン立てが贈られていた。



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