20080504
でじたけ流 教育論

第405回

不平等宣言


中3の長男は、反抗期?
私が同じ年頃の時と比べたら
・・・たいしたことないと思うけど。

母親との激論は日常茶飯事。
かなり理屈っぽくなってきた。

中でも主張しているのが・・・平等について。

さすがに大人と平等だとまでは言わないが、
三人兄弟の同じ子供の中で、
何故自分だけ文句を言われるのか、
何かをやらされるのかが・・・ご不満らしい。

私に言わせれば答えは簡単。
・・・ぜんぜん平等じゃないんだよ。

目上の者が目下のものより
何かを課せられるのは当たり前。

もし本当に平等だと言うのなら・・・
小3の次男と同じように
夕方は5時に家に帰って・・・
夜は小学生と同じように9時には寝ること。
当然、9時からのドラマなんて見ることはできない。
妹、弟が持っていないケータイも持つな。

そもそも、この広い世の中に
自分と同じ立場の人間など
1人としていやしない。

同じ年でも背格好も違えば
興味の対象も違う。

言葉だけの平等は一時の安心に過ぎない。

違うことが前提にないと
意味のない不平不満だけが募るもの。

人とは違うことにこそ・・・
その人間の存在理由があるんだ。

誰しも平等なことがあるとすれば
・・・ただ2つだけ。

1日が24時間であることと・・・いつか死ぬこと。

それ以外はすべて不平等の中で
人は自分の居場所を探しながら
・・・生きていくもんなんだよ。

さて、1ヶ月100枚の反省文
残すところ10日を切った。

今のところ滞りなく提出されている。

さすがに書くことがなくなってきたらしく
出だしはまるで日記調になっているが、
例によって厳しく添削。

コメントに
「何故そう思うのか?」
・・・と質問を入れてやることで
次の日はそのことについて何とか書き進めている。

こっちも早く終わりたいよ。
しかし訓練と教育に終わりはない。
・・・むろん大人も平等(?)に、ね。



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