20080120
でじたけ流 教育論

第390回

親離れ子離れ


中2、小5、小2・・・
子供たちは家族で過ごすより、
友達と遊ぶ方が、はるかに楽しい年代になってきた。

自分で商売をしていると
完全な休みをとることなんてのは、
まず無理なんだけど・・・
希に急ぎの仕事がない土日に自宅にいると、
みんな出かけてしまっていて
・・・案外一人だったりする。

最も最近そんな時には、
しめしめとガレージにこもって
バイクをいじったりしてるんだけど、ね。

子供が子供らしくいる時代は
本当に短いもの。
せいぜい10年、長くても15年以内かな。
それ以降も親子の関係は永遠だけど、
いわば先輩後輩の仲に近くなるんじゃないか。

よく「子供に付き合ってやらないと」なんて
言い方をすることがあるけど・・・
実際には、
子供に付き合ってもらっているようにも思うし、
子供が親離れできないより、
親がいつまでも子供を
抱っこしていた頃の子供だと思いこんでいて、
子離れできないことの方が多いんじゃないか。

親にとって、
子供がすべてと感じることは
美徳ともいえるが・・・
もし、子供にとって
親がすべてなんてことになったら、
その子はどうやって
大人として生きていけばいいのだろう。

お互いに犠牲的な気持ちを持つ必要はないし、
それが犠牲的な気持ちであると気づいた時点で
実は相手に対する愛ではなく、
辛くても頑張っている自分への
自己満足的な慰めになってしまいかねない。

友達のつくり方を子供に教えたければ、
子供達の間に親が入っていってはダメだ。

勉強させたけば、自分が勉強して
何かができるようになる姿を見せるしかない。

頼りになる先輩は口うるさいだけでなく、
自分にはできない技をもっているものだから、ね。

母親の言うことなど、
すっかり聞かなくなった長男
私が叱る時の決めぜりふは
「次にやったら丸坊主!」

スキンヘッドの親父に言われれば、説得力あるだろ(笑)。



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