20071223
でじたけ流 教育論

第386回

ティーン・エイジャー


先日、中学校の面談に行ったカミさんが
長男の遅刻を注意された
・・・と、ため息をついていた。

うちと学校は目と鼻の先。
走れば1分とかからない。
その安心感が、
かえって遅刻の要因になっているのはわかる。

・・・が、もっとハッキリとした原因がある。

中2の長男は、
毎朝風呂に入り、鏡をながめては
時間をかけて前髪を整えているのだ。

私が起きている時には
「男がいつまでの鏡の前にいるんじゃねぇよ」
・・・と一喝してしまうのだが、
母親の言うことは右から左で、
もうまったく聞かないとカミさんは嘆く。

まぁ、そういう年代なんだけど、ね。

長男やその友達を見ていると、
みんな同じような髪型をしている。

デスノート」の主人公・夜神月(やがみ ライト)
・・・みたいな感じ。
で、その冷めた視線が
カッコいいと思っているような雰囲気。

こういう若者たちを見ていると・・・
自分が高校時代に
女の子がみんな
聖子ちゃんカットをしていたのを思い出す。

鏡の前で前髪を寄り目で見ている長男に
「ボウズにするのが一番楽だぞ」
・・・と言うと
「お父さんだって俺の年には気にしてたはずだ」
・・・と精一杯の抵抗を見せる。

そうだったかなぁ・・・
私はどちらかと言えば
「デスノート」のL(エル)みたいに
一見だらしないのがカッコいいと思ってた方だからなぁ。

ぜいぜい鏡の前でカッコつけてみるといい。

鏡に映らないところがカッコ良くないと
全然カッコつかないということが
・・・わかるようになるまで、ね。



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