欧米では・・・
クッキーの作り方を
母から娘に伝えるんだって、ね。
日本でいえば
・・・みそ汁の味といったところ、か。
父親が伝承できるものは、
いったい何だろう・・・?
私が大きなバイクに乗るようになって、
一番興味を示すのは
・・・やはり、ティーン・エイジャーの長男。
「バイクの免許は、
何歳からとれるの?」
・・・なんて、
何度となく聞いてくる。
「16歳だよ。
法律的には、あと2年。
でもね・・・うち的には・・・」
私は高校時代には
バイクの免許をとらせてもらえなかった。
・・・で、40過ぎて
中型免許をとり・・・
45歳で大型二輪をとった。
「40過ぎてからとれよ」
・・・と言うと、
さすがに14歳の長男は顔をしかめる。
中学生にとって、40歳過ぎなんて
・・・もちろん未来のその未来だろう。
過ぎてしまえば・・・一瞬だけど、ね。
せめて・・・
自動車の普通免許をとってから
・・・と思う。
バイクしかないと・・・
どんな時でもバイク、になっちゃうけど、
車の運転を知ってると・・・
バイクで無茶はできないから、ね。
中型をとって1年は・・・
2人乗り禁止だ。
ようやく息子を後ろに乗せて、
2人乗りできるようになったが・・・
また、大型になると
大型での2人乗りは・・・1年間禁止だ。
小5の長女や小2の次男は、
とくに後ろには乗りたがらないし、
カミさんも怖がっていめけれど・・・
長男だけは乗りたがる。
・・・そういう年なんだろうな。
そういう年の息子と語り合える資格と道具を
手に入れることができそうなのは
悪いことじゃない。
・・・なんて体裁を繕いながら
金もないのに
無理矢理、大型バイクを手に入れた。
むろんチビな私にピッタリなのは
大型でも足付きのいいアメリカン。
大型でアメリカンといえば・・・
ハーレー・ダビットソンしかない。
一番小さなハーレーを買った。
とはいえ883ccあるけど。
1/1の方が、やっぱりいいな。
クッキーの作り方のように
息子に引き渡す日も・・・来るのだろうか?
いや、またその前に
新しいバイクか欲しくなって、
次なる言い訳を考えてしまうかも、ね。