20071216
でじたけ流 教育論

第385回

自分でつかんだプレゼント


今年も娘のピアノの発表会があった。

今年も・・・とは書いたけど、
厳密には1年半ぶりらしい。

でも・・・
クリスマスのこの時期にやるのは、
結構いい雰囲気。
受験生は出られなくなってしまうのが残念だが。

昨日あった話を今日載せるというのは・・・
実は私自身に余裕がない証拠。

普段は2〜3週間前にあったことを
書いていることが多い。

まぁ、季節はずれにならないのは、
いいことかもしれないけど、ね。

自分の子供が
自分にできないことができるようになる
・・・ということに、
やや挑戦的な気持ちもあったけど、
もはやここまで来ると、まったくお手上げ。

ピアノをかじっていたカミさんの腕前より
今は娘の方が上手いらしい。

ピアノをかじっていた・・・といえば、
耳が不自由だったエジソンは
実際にピアノをかじって骨で音を聞いていたらしい。

ベルが発明されたとされる電話機を
もっとよく聞こえるようにエジソンが改良したのも
自身の耳が不自由だったからで、
「ハロー」という言葉もエジソンの発明だといわれている。

ああ・・・こうして、
話がどんどんズレてしまうのも余裕のない証拠。

話をピアノの発表会に戻そう。

子供たちの上達は実に早い。

むろん、辛さを越えて得た成果ではあるが、
大人のように余計なことを考えない分、
ストレートに会得できるのだろう。

まるで新しいスポンジが水を吸うように
・・・なんて言い方があるけれど、
大人になるとまるで泥水を吸った雑巾で
水をぬぐおうとして、
広げるばかりでちっとも吸いとってない。

娘にとってはこの大舞台は、
またひとつの自信になったことだろう。

その証拠に・・・
発表会前まではピアノの練習を億劫がっていたのに、
発表会が終わるやいなや
夜遅くまでピアノを弾いている。

今年のクリスマスは
自分で大きなプレゼントをつかんだな。

やっぱり楽しもうと思ったら
・・・まず苦労しないとダメだ、ね。



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