20010211
でじたけ流 教育論第36回 のいる生活

子供が小さいうえに、部屋数がないと・・・
病気になってもオチオチ寝ていられない。

私やカミさんが寝ていても子供たちは、どんどん登ってくる。

さすがに小学生の長男は、もうその手のコトはしなくなったが・・・
1歳3ヶ月の次男のイタズラが、最近とみに激しくなった。

次男は握るのが得意本人はイタズラをしているつもりはないと思う。
いろんなコトがわかってきたり、できるようになってきたので・・・
モノを運んだり、渡したりするのが楽しいだけなんだろうけど・・・
調子が悪くて寝ている頭の上へ、いきなり靴を乗せてきたりするからたまらない。

次男は、すでにカミさんが怒っても笑っているだけで、まったくナメきっている様子。
そこで、また・・・カミナリ親父の登場となる。

眉間にシワを寄せてニラミをきかし、ドキッとするような大声で怒鳴る。
すると、ようやく怒られたコトを認識して・・・大泣きする。

できるコトが増えるのはいいコトだけど・・・
何はやって良くて、何はやっちゃいけないのか、たたき込んでおく必要がある。

さて、カミナリ親父の大声がかかると・・・
反射的に一瞬、上の2人もビクリと飛び上がる。
その後・・・
自分が怒られたワケじゃないと知った後のリアクションが長男と長女では違うのが不思議だ。

長男は「自分じゃない」と思うと安心してニヤリニヤしはじめる。
これは長女が怒られている時も同じ。

一方、長女は「自分じゃない」とわかっても深刻な顔つき。
場合によっては「怒られて可愛そうだ」といっしょに泣き出すコトさえある。
これは長男が怒られている時も同じ。

ところが、いざ自分が怒られた時・・・
長男は即座に泣き叫ぶが、長女はよほどでないと泣くことはない。
プイっとどこかへ行ってしまうコトが多い。

この違いを"母性本能"による男と女の違いと言うのは、少々決めつけすぎかも知れないが・・・
やっぱり、どう考えても生まれながらに男と女は違うようだ。

その違いを簡単に表現するなら・・・
女が「現実」を生きているのに対し、男は「仮想現実」を生きているという感じ。

とくに「意地」の張り方に、それは顕著に現れる。

剣道の朝稽古を毎日欠かさず続けている長男は・・・
まだ見ぬ目標の100日目だけを考えて頑張っている。

長女が怒られても泣かないのは、怒られているという目の前の現実に対する意地で・・・
その先がどうあろうが・・・今イヤなモノは絶対イヤだ、という感じ。

日常生活というのは紛れもなく「現実」だから・・・女の人の方が得意なのかもね。
男は、そこに何か将来につながる意味や大義名分がないと、なかなか動くコトができない。

子供たちだけでなく、夫婦を見ても同じようだ・・・
私は明日以降の将来のコトばっかり考えて今を生き・・・
カミさんは、目の前の炊事洗濯に追われながら、着実に今を消化している。

中には男と女の役割がウチとは正反対の夫婦もいるかも知れないが・・・
このバランスがとれてないと・・・ウチ中汚れ物だらけになっちゃうんだろうな。

せめてカミさんが熱を出した時は私が元気で・・・
私が熱を出した時にはカミさんが元気じゃないと・・・
子供にメシを食わせるコトはできなくなっちゃう、ね。

でじたけ流 教育論

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