20070415
でじたけ流 教育論

第350回

柔道的説得術


中2になった長男と
小5になった長女の体が、
ここのところまた
グッと大きくなってきた。

それでもまだ
友達の中では小さい方で、
遊びに来る友達には
見上げてしまうような連中も多い。

言うこともいっぱしになってきて、
一方的に叱るというより
議論を交わすようになってきた感じだ。

まぁ、そうはいえ・・・
まだまだヘ理屈ばかり多くて
理詰めで応戦するのは屁でもないのだが、
応戦しなければならなくなったというのは
・・・なかなか厄介な話。

小2の次男は、
まだ幼稚園だと言っても
通るくらいの感じだが、
時折、お兄ちゃんやお姉ちゃんの真似をして、
ヘ理屈をこねる。

しかし、そこは末っ子の知恵が
少しばかり働いて・・・
親やイライラしている時に
自分の主張を通そうとするのは
逆効果だと感じるやいなや、
可愛らしさを強調したりする。

暮らしやすい環境に不可欠なものは
・・・第一に健康。
そして、人との円滑なコミュニケーション。

当たり前のことだけ主張していても
何も前には進まないし・・・
自分が正しいと思うことだけ主張していても、
その主張は通らない。

10人いれば10の理屈があるわけで・・・
相手の口から自分と同じ主張を語らせるよう
誘導できた者の・・・勝ちだ、ね。

そこで・・・
大人に比べて経験の少ない子供が
最も得意とするワザがある。

それは・・・質問攻め。

よほど筋の通っている話でない限り、
質問に答えれば答えるほど
話は次第に矛盾してくる。

そもそも・・・
口頭で説明できることにも限界はあるし。

このワザを逆手にとって・・・
子供から質問される前に
子供を質問攻めにあわせてみる。

これが手間がかかるようで
最もエネルギーのいらない
・・・納得のさせ方だっだりする。

相手の力を使って相手を投げ飛ばす
・・・まるで柔道みたいに、ね。


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